たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

復元ポイント

CDに焼かれた700枚の画像の中からいく枚かプリントアウトして欲しいと頼まれて、ホイホイと引き受けたはいいけれど、もともとメモリー容量が512Mと不安のあるパソコンでした。いろいろと操作しているうちにCPU使用率100%となり、事実上フリーズしてしまいました。使っているアプリケーションをつぎつぎと落として少しでも身軽にしてやろうとしたのですが、そういう操作自体がますますCPUの負荷を増やす原因になっているようです。


それに当方の了解なしに動いているプログラムが悪さをしているようで、なんだか余計なものが多いのではないかと疑りました。ようやく動きが軽くなったので、不要なもの(と思われるもの)はアンインストールしてドンドン削除してしまいました。これで少しは軽快になったかなと再起動させると、今度はパッタリと動作が止まってしまいます。正確には、ネット上の天気情報を収拾して表示するウィジェットが、天気情報を取得できないと警告してきます。Thunderbirdでメールを見ようとしても、サーバーにつながりませんと警告。FirefoxでWEBの方に行こうとすると、サーバーがありませんと警告。


ケーブルの接触がよくないかなと各ケーブルをチェックしても正常。落雷があったみたいだからモデムがやられているのかなと動作をチェックしても正常のようです。いよいよPC本体内の問題らしいとなって、さきほどアンインストールしたソフトの中に重要なものがあったかも知れないと思い当たりました。そしてネットワークで外部接続する部分がまったく動作していないことが判明。コントロールパネルのネットワーク接続をやり直して、接続を復帰させようと試みるのですが、復帰させる画面が、一から入力するメニュー画面となりました。ちょうど初期化されてきれいサッパリ前の情報が消えているような状態です。あれれ?先ほどのアンインストール時に、ついでに消してよいかと聞いてくる共用ソフトの中に重要なものがあったのではないか?それまで消してしまったのではないか?そんな嫌な想像が湧いてきました。


いよいよ肝が冷えてきました。これはマズイ!
コーヒーを飲んで対策を練ってみよう・・・
そのとき思い出しました。PCを購入した当初、ウィルスにやられてヘンな画面が出てきて困ったことがありました。この分野の先輩に聞いてみてもじかにPCに触れていないので、うまく行きませんでした。万策尽きて、最後に実施した奥の手のことを思い出したのです。


それは、
「システムの復元ポイントによる復帰」
です。


今回もこのメニューにより救われました。システム変更が加えられたPCの状態を、ある時点の元の状態まで戻してしまう荒っぽい手です。Windowsにはシステム変更の履歴をかなり昔まで記録していて、過去の状態まで強制的に戻す道が開かれているのです。いわばやってしまったことを「なかったこと」にする手段です。


履歴を見ると、勇敢にソフトを削除した履歴が残っていました。消してはいけないものらしいソフトを削除する直前にもどし、「それ以降の削除をなかったこと」にしました。これでまったく正常に復帰しました。ヤレヤレ・・・こんなものいらないとゴミの整理みたいにソフトをドンドン捨ててしまうと、とっても後悔するというお話です。



アッチラセンセの開花