たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

年金請求書が届く

そろそろと思っていた年金請求書(裁定請求書)が先日届いた。60歳になる誕生日のちょうど3ヶ月前に書類が発送されると本に書いてあった。誕生日は7/26だからピッタリのタイミングで届いた。これに記入し提出すれば年金の支給がスタートする。自分の年代の場合、満額支給の年金は65歳から。3ヵ月後に支給開始となるのは部分年金(報酬比例部分)だけだ。これだけの金額では、もちろん生活レベルは維持できない。


元会社の大部分の人たちは、定年となった会社で継続して新たな雇用関係を結ぶ。引き続き厚生年金に加入する場合には、年収と年金の微妙な関係がある。つまり年金減額のシバリがあるのだ。したがって減額されないために何分の一かの収入で、定年前と同じ仕事につく人も多い。習慣なのかどうかわからないが残業相当のことまでして働いている人もいる。精神的には心地よいに違いない。しかし企業とすれば人件費をかけずにベテランの能力を利用できる。こんな都合のよい話はないだろう。年金制度の谷間で、生活に行き詰る60歳からの年金生活者の受け皿になっているとも言える。


60歳を越えたら、特殊な技能がない限り、仕事といえば、棒を振る(工事の交通整理)、モップを持つ(トイレ他の清掃)、帽子をかぶる(泊り込み守衛)しかないとはよく言われる。わびしい話ではある。


また先日、国民年金保険料の納付案内書(つまり保険料を払えとの書類)が届いた。今年は、60歳になるまで(誕生月の前月までの3ヶ月分)の納付書だ。今日、全額を前納してしまった。これで自分の納付分は完了。なんだか渋い話ばかりだなぁ。