たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

Excelへの思い

5年前までは自分のパソコンを持っていなかった。仕事で使うことはあってもそれ以上の深まりはなかった。インターネットの世界もほとんど知らなかった。しかし、この5年間でずいぶんとパソコンを介したもろもろの世界に深入りしている。プライベートではWEB関連の技術やプログラムに、会社に勤めていたころはExcelマクロを組むことに。


そんな状況の中で、何とかならないかと不便に思っていることもいくつかある。けっこう愛用しているExcelに関しては期待が大きい。Excelのオートシェイプ機能は(まあWordとも共通のMicrosoftの機能だが)簡単手軽な上に内容が充実していて、ちょっとした図形を描くには適している。ところが文書や表と共存する場合に両者の整合性がよくない。ベクトル図形で描くためなのだろうと推察するが、編集画面のイメージと実際の印刷イメージが一致しないのだ。


通常の編集画面では、オートシェイプと文書との位置関係が整合していても、印刷のプレビューを見ると位置関係がずれてくる。たとえばオートシェイプの中にテキスト画面を呼び込んで記した文書が、図形からはみ出てしまったり強制改行されていたりする。またオートシェイプが文書に埋め込まれている場合、文書と図形の位置関係は、プレビュー画面でチェックしないと最終形がわからない。印刷プレビューで確認せずに印刷作業に入った時に、思わず失敗する。紙もムダになる。


おそらくドキュメントの編集画面が、イメージ画面の仕様になっていないためだ。編集画面で表示されている文字間や行間の間隔は実際のイメージどおりになっていなくて、編集画面は抽象化された空間で表わされた「文章の骨組み」である。これはドキュメントソフトが、昔のワープロ機器の規格や遺産を受け継いでいるためだろう。


Excelは軽く機能が強力で魅力的なソフトだ。しかし印刷プレビューをいちいち確認しないと本当の印刷イメージがわからない状況は何とかならないのだろうか・・・
昔ドキュメント作成ソフトに、イメージ画面で編集するものがあったように記憶するのだが。


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