たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

通知

一月ほど前に、色彩検定のこと色彩検定を受検したことを書きましたが、色彩検定3級の合格通知が届きました。合格証は後送されるそうです。まずはやれやれ。


本年度の冬季検定が11月にあって、1級検定だけは冬季だけ年1回実施されるとのことです。自分が次に受験するとすれば2級なのですが・・・詳細は、色彩検定のホームページにあります。


色の表記にはさまざまな方式があり、代表的なものはPCCS(日本色研配色体系)とマンセル表色系です。これらは試験にも頻出します。


この検定を受検して得したなと思うことはいくつかあります。
たとえば・・・
塗料を購入するときなど、ホームセンターに色見本が置いてありますが、本当の塗装色はなかなか判別しにくいです。とくにベージュ系で、ほとんど白色といっていい塗装色は区別が難しいですね。
ところが製品の表示欄にマンセル記号が書いてあったりすると、ああこれは赤系統の薄い色だとか想像がつきます。


また絵の具の色の表記は慣用色名が使われます。覚えるのは大変なのですが、絵を描く上で意外に役に立っていますね。マリンブルー、ウルトラマリンブルー、コバルトブルーなど、濃紺系の色はさまざまあって判別が難しいグループです。この違いをはっきりと覚えられる(覚えなくてはいけないのは)、この検定の効用みたいなもの。


一方、不便に感じるのは、慣用色名による絵の具の色を、WEB上に表現するのがとても難しいことです。たとえば"ウルトラマリンブルー"を、パソコン上に表現するためのRGBカラーコードを求める対応表が見つからないのです。HTML解説書のWEB配色の表を見ても、絵の具色があまり掲載されていないのですね。調べた中ではひとつだけ、次の本に対応が出ています。
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