たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

今日は皆既日食で、話題もちきりでした

7月22日に皆既日食が観測可能ですと、ずいぶん前からニュースが流れていましたね。ちょっと騒ぎすぎじゃない?とか思いながらわりと冷淡ぎみに平然と過ごしているくせに、土壇場になるとにわかにあわてて行動するという性癖は昔からです。結局、朝から昼頃まで日食中継TVに見入ってしまいました。


地球から見た太陽の視直径は約0.5度で、この角度は月とほぼ同等です。地球と月および太陽との距離は400倍の違いはありますが、視直径がほぼ同じなので太陽と月は同じ大きさに見えることになります(遠近感など働きませんしね)。このため、月がきれいスッポリと太陽を隠してしまう。でもいろいろ報道される情報によると、皆既日食の時間は毎回異なるとのこと。地球と月の距離や地球と太陽の距離は刻々変化するため(たぶん楕円軌道だったり軌道面が約5度傾いているため)、この視直径は皆既日食のたびにちがっているようです。今回は持続時間6分ほどということで、かつてないほど長いとのこと、きっと月の視直径が大きいということなのでしょう。月の視直径が小さい場合は、太陽が完全に隠れずに、リング状に太陽が見えている「金環食」になるようです(金環食という言葉は聞いたことがありましたが、そういうことだったか・・・)。


今日は、月がおのれの円錐状の影を従えて、ごうごうと軌道空間を移動しているさまを思い浮かべてしまいました。そして7月22日、その円錐の先端の影が奄美大島などにズッーと線を描いていく様を。もし月旅行をしている宇宙飛行士が地球の姿を眺めたら、円形の影が地球を舐めていくのでしょうね。


で、慌てついでに長野で見えるはずだとスキーサングラスをかき集め、5枚くらい重ねて太陽を眺めてみると、確かに見えました。雲の流れる合い間から、ときどき太陽が顔を覗かせます。部分食ではありますが、かなり食い込んだ明瞭な日食が。さらにこれを写真に取れないかと、コンデジを取り出して露光条件を変え、カメラに掛けるサングラスの枚数を変えて、バタバタやりました。泥縄式に何やってんだろうねぇ、このオヤジは・・・


30枚ほど撮ってなんとか見られるのが4枚ほど。以下のとおりです。

これはサングラスをかけたカメラです。イマイチ調子悪いです。


流れる雲を遮光板に見立てて撮影した裸眼カメラ写真がいちばん鮮明画像になりました。
次の3枚です。



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