たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

色彩検定

あと4日ほどになりました。色の勉強のため、6月28日に色彩検定3級を受験します。色彩検定3級はいわば入門編みたいなものですが、色の名前や、系統的に記号をつけた色の指定方法など、覚えることがじつに多くて、記憶力の鈍っている自分としては、かなりきついものがあります。どうやら受験者は、大半が若い女性なのではないかと思いはじめました。


ふだん絵の具を扱っていて、知っている名前もけっこうあるのですが意外に勘違いしていた色もあります。
たとえば鶯色(うぐいす色)ですが、なんとなく淡いイメージがありましたが、実際はかなり濃い暗い色です。オリーブ色も濃い色で誤解していました。参考書によると、ひとそれぞれ苦手色があり、区別がつきにくいのでよく練習することとか書いてあります。自分の場合、下のような色合いがどうも苦手ですね。

これは鶯色
これはオリーブ色


正確な色の名前をまいにち覚えるようにしているのですが、色を覚える脳は特殊です。言葉とかの記憶とはちがって、何べんか口ずさんで覚えられるられるわけではないようです。色感をどこかで覚えているのです。


絵を描く上で役に立ちそうかといえば、役に立つと感じています。とくに混色の技術にはかなり役立ちそうです。自分の場合、水彩画を描く上でグレーをけっこう多用しますが、何となく経験的にやってきた薄いグレーの作り方では、そうだったのかと目からウロコの部分も多いです。


にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ