たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

筆記具には足が生えている?

アパートの部屋の整理整頓をほぼ一日続けていて、ちょっと疲れてしまった。片付けをしながら、「引越し奉行」と称されるくらい引越しばかりしている人生だなと振り返った。とくに東京へ逆単身赴任の11年間に5回転居した。この間に長女が東京の大学に通ったので、一緒に暮して自炊した。そのため間取りが2部屋のアパートに転居している。まあこんな事情もあるわけだけれど。


引越しが多いと「開かずのダンボール」が増える。荷造りして運んだものの、開梱しないものが増える。自炊していた頃の調理器具、それから米、小麦粉、砂糖に塩、コショウ、カレー粉などが開かずのダンボールにけっこうな量入っていた。むろん何年も寝かせたため、とっくに賞味期限が切れている。もったいないが、塩を除いて燃えるゴミとして出してしまった。ちょっと後ろめたい気分。なお、塩を出さなかったのはこれはダイオキシンの発生元の一つの元素、塩素が含まれているからまずいと思い遠慮した。


部屋の隅から、それこそ山のような筆記具が出現してくる。どこに潜んでいたのかと訝しがるほどの量。百本は下らない。何百本のレベルだろう。ボールペンの大半は、先端のボールの錆のせいでかすれて書けなくなっている。シャープペンシルは、全部無事だ。それから画材用の鉛筆や筆のたぐい。まったく自分は、文房具奉行でもあったわけだ。


電話のメモを取るため、「書くもの、書くもの・・・」と筆記具を探してもなかなか見つからないのにね。こやつらは知らぬ間にどこかに潜んでいるのだ。目の届かぬ間にきっと日陰へ日陰へと歩いていくのだ。


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