たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

どういうリズムなのかわからないけれど

ウツの気質が自分の中に流れているのは間違いない。明らかに母方の系統にはそういう同質のものを感じる。母親自身もいつも落ち込んでいたように記憶する。若い頃から入退院を繰り返していまも薬を飲んでいる姉妹もいる。


最近ではその原因がわかってきているらしい。感情に影響を与える物質であるモノアミン(脳内でアミノ酸から形成される物質類の総称)が、ウツに対してきわめて大きな効果を持つことが知られてきた。代表的な物質として、ドーパミンノルアドレナリンセロトニンなどだ。


これらは本来は脳内の反応により形成されているのが正常なのだが、その反応が何らかの原因で阻害され、欠乏状態になり発症する。ではその反応を阻害する原因は、気質的なものなのか、気持ちの持ちようや生活態度から来るのか。今後の研究に待つしかないのだろうが、ただ後者のような精神的な姿勢が強く関与しているのではないかという感じはする。


たぶん多くの人が理解していることと思うけれど、何事か大きな出来事や仕事や荷物を肩から降ろしたときに、気分の変化が起きやすい。もちろん精神的は負荷がドンと増えるときもストレスが掛かってくる。このときは精神的には緊張して身構えているのでそれに向けて体が頑張る。しかし負荷の軽減が不意にやってくるようなとき、精神的な真空状態に陥りやすい。予期せずにハシゴが外されて、自分の居場所、定点を見失うというのだろうか。どんなときにも本来定点に居なければいけないのに、留守にしていた報いが来たような感覚というのだろうか。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村