たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

家族同然

わが家の雑種犬ココは、成犬になってから4匹の子犬を産んだ。それぞれ知人や親戚に貰われていった。貰われていった先で、それぞれ、ティコ、チロル、クッキー、モモと名づけられた。最も印象に残るティコが先日亡くなったと連絡を受けた。足腰が弱り最後は点滴で生きながらえていたとのことだ。


子犬の中で、飛び切り元気で、いうことを聞かないのがティコだった。しつけしようとしてもことごとく逆らう、そんな犬。あまりに聞きわけがないので、ある日近くにあった履物で額をバシッと殴った。すると殴られて生まれた家に見切りをつけたように、すたすたと脱走してそのままいなくなってしまった。


ご近所のある家庭から連絡を受け、子犬を譲っていただけないかと頼まれた。その家庭に居着いてしまっていて、飼うことにしたのだそうだ。貰われていった家庭をときどき訪問すると、やはり生まれ育った生家は忘れていないらしい。跳ねとんで歓ぶ。


ティコが亡くなってから、家ではいっそうココを可愛がるようになった。14歳になるといろいろと老化現象が出てくる。耳が遠い。夜、不安に駆られるのか灯りを消すと吠える。それからは、ココのために夜は小さなスタンドをつける習慣になった。


折に触れてココのスケッチを描いてきたなと思った。犬ばかと言われそうだが、ココの寝姿を描いたスケッチ集をまとめてみた。もしご興味があれば、のぞいて見て下さい。





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