たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

期待させるもの

やはり環境問題を解決する技術には関心が高まる。最近眼にした技術ニュースのうちで、環境関連の新技術あるいは研究テーマで面白かったもの。

詳細はよくわからないのだがバージニア大学の学生クレイ・ムールトンさんが発明した重力エネルギーを光に変換する光源。1.22mの長さの棒のような電灯なのだが、この中に錘(おもり)がついていて、砂時計みたいに一度ひっくり返すと4時間掛かって重りが落ち続ける。その間、約40Wの光量を発光するというもの。ゆっくり錘が落ちながら何らかの回転子の回転運動に変換してそれを発電に利用、LEDを光らせるのだろう・・・。外部からの電源が要らない。

  • CO2変換技術

研究中らしい。つまりは二酸化炭素をメタンに変換する技術。化学組成で書けば、
 CO2+4H2→CH4+ 2H2O  (CO2:二酸化炭素、CH4:メタン)
という還元反応を量産化するわけだ。
ちょっとこれはワクワクする。というのはCO2は無尽蔵といってよいほど存在するうえに、地球温暖化ガスの代表格に挙げられている《わるもの》が、エネルギー原料になるからだ。

試作品はまだ何億円という桁らしいのだが、これはぜひ実現すべき技術だろうと思う。素朴に考えても現在のエンジンを動力とする車のマフラーから、あのような悪臭をともなった排気ガスを放出するものが、究極の最終製品とはとても思えない。排気ガスが出てくるマフラーの前で深呼吸できますか?残念ながら、赤ちゃんや幼児をマフラーの前で育児し教育しているのと変わらないことをやっているのだけれどね、今の車の技術は。
ガスなら形も色もないので大気に放出しても目立たない。普通の固形ゴミだったら大問題だ。
慶応大学で究極のエコ自動車の研究がすすめられている。Eliicaというくるま。これはいいね。