『THE DAY AFTER TOMORROW』

先日『THE DAY AFTER TOMORROW』のDVDを再び見た。アメリカの気象学者が地球環境とりわけ異常気象の恐ろしさを予見し警鐘を鳴らすのに、米国大統領が調和のある経済発展と環境の共存という妥協策を提案するシーンが出てくる。2004年の映画作品だけれど、先日の米国大統領が演説した内容とピッタリ符合していて、現実を予見している。

やがてほどなく経済と金融の中心地ニューヨークを大洪水が襲い、次いで氷河が街全体を埋め尽くしてしまう。経済と環境の調和という美しい言葉は、単なる幻想、脳内麻薬に過ぎないのか。

ディジタル社会のあやうさを描いた『13F』のローランド・エメリッヒ監督が、この『THE DAY AFTER TOMORROW』の原案、脚本、製作、監督を務めているんだね。今回初めて知った。